神様にご奉仕するに当り、汚穢を避け不祥を忌み精進潔斎する事を参籠と言います。所謂、俗世界と隔絶した清浄な世界に入って神との交歓を遂げる事であります。
笠揃は当番町で行われ、明日から執り行われるプレ・セレモニーであります。
服装は正装と定められて居ります。
正装した中老と若衆達と子供達が、三人又は五人の金棒曵を中心にして、屋台を会所前から出発し自町内を一巡します。当番町の金棒曵は女の子とされています。
会所前には自町の八雲委員や来賓者達が待っております。その会所前に屋台が帰り着くと若衆が素早く祭半纏に着替えて、舞台と山あげを行います。その祭半纏に着替える時木頭は「祭半纏着用」といいます。
総ての進行は木頭が行います。会所開きを始める前に、神職によって、山、来賓者、若衆、一般の人達をお祓いします。それから会所開きに入ります。関係者より挨拶を戴いてから、金棒曵、若衆の役職達を紹介し、乾杯、最後に手締め会所開きが終わります。それから開演となります。
式順の違う町もあります。町によっては、自町内を一巡し会所前に着くと、舞台を開かずに会所開き入ります。関係者の挨拶、若衆の役職の紹介、乾杯、手締めを行なってから、木頭の祭半纏着用の指示により、舞台が開き、山が上がります。それから神職によって、山、奉賛講、金棒曵、一般の人達をお祓いします。次いで、金棒曵の紹介、開演となります。
笠揃の踊りは二つ行われます。子宝三番曵と、奉告祭に披露した芸題を演じる事になっております。
■仲町会所前
平成23年7月21日 午後4:30
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世話人を先頭に、練歩く様は圧巻です。 |
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木頭 これからが腕の見せ所 |
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若衆頑張ってください。 |
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副木頭も入念に、打合せ。 |
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これも重要な任務。 | |
これから 自町内を一巡します。 |
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金棒曵の皆さんを先頭に | |
屋台の大きさ立派です。 | |
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屋台(山車)を若衆が引きまわします。 | 坂道も若衆の力で上ります。 |
■仲町会所前到着
平成23年7月21日 午後5:30
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地車も、準備開始。この地車が歌舞伎の舞台に変身します。 |
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木頭も説明に熱が入ります。 |
地車と屋台を接続します。 | |
地元の子供たちも嬉しそうです。 | |
揃いの浴衣から、半纏へ衣替えの若衆。 | |
住人みんながお祭りです。 | |
舞台の形が見えてきました。 |
■舞台後方の山も着々と
平成23年7月21日 午後6:15
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その後45度角度を変えるため、屋台を回します。 |
お囃子も、屋台の保管庫を出てから音を切らさず演目が始まる直前まで奏でられます。 | |
巨大な、和紙の山看板、危険が伴いますので十分に打合せを実施。 | |
舞台の準備も着々とすすんでます。 |
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屋台を舞台向かって左に、移動します。 | |
そろそろ、皆さん集まりだしてきました。 | |
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■ 子宝三番叟
平成23年7月21日 午後7:00
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子ども達が上品な舞を披露。 |
■笠揃式
平成23年7月21日 午後7:45
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お祭りの成功を祈願 |
金棒曳の皆さん、日中のオフショット。 |
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■演目 戻橋
平成23年7月21日 午後8:10
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京の都の一条にある「戻橋」の橋の下の川を覗くと鬼女の顔が映っています。 |
語り手は おりはさん です。 演目の説明などを語っていただきます。 |
花火を使った山の演出。 |
■戻橋 クライマックス
鬼女の手を切り落とし |
鬼女は山へ逃げていきます。 |
山全体が赤く燃え、終演を迎えます。 |
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終了後は、若衆が舞台全てを撤去。 |